第111回

第111回

前職時代・・・色々社内改革していました「僕の思い込みで」「僕と社員は一体」「価値観も同一」という大きな「錯覚が色々な弊害や妨げ」になっていました。少しづつではありましたが、良き方向に向かい始めたときに強く感じたことに「人生観・就労価値観は一人ひとり違うもの」と納得し始めました。

BIG STEP21という将来への指針を提示しました(25年ほど前)「21世紀に向かって、個々人の進路の見極め方」「進み方」の可視化・・・ですね。

・入社後「3年毎のステップ」
技量の取得方法・時期、その人の社内店内での存在位置図、役職等々の可視化。

・人生に対しての考え方
会社人間を目指す?技術人間を目指す?仕事以外の人生目標を目指す?(会社人間では「プロ社員」会社に合わせる。転勤等会社任せ。「アマ社員」私生活が優先、出世より私生活を重視、転勤等はしたくない)と将来を可視化。

 良し悪しは別ですが「貴方の思考(度量?)範囲内でない社員・合わない社員は不要?」的な判断をしていませんでしたか?「皆、個々人の生き方・考え方は異なる」「皆が店長や幹部役員になれるわけではない」「望んでいる訳ではない」と自覚するまでに20年くらいかかりました・・・

又、それを「社員全員で共有できる」ようにすることが大事でした!均一ではないのですから・・・

20年くらいを経て、そう感じてから、個々人への期待感や就労意義に変化を持てました。接し方も変わりました。それぞでの個性発揮!

会社は貴方一人のものではないのです!皆、それぞれが「その範囲内」で就労してくれれば良いのです!範囲内での能力発揮!ですね。それを超える苦労・努力は「貴方がするのです!」自分と同化させていましがち、勝手期待しがちなのが「創業者」です。方向性将来性も含めて「社員に可視化」する必要がありますね!

世間はコロナ前と大きく変化していますから「今が平常」を自覚・実践してゆかなくてはなりません。商売の姿勢や方法も変えてゆかなくてはならないかも?宴会がなくなり、少数・寡黙な会食・・・個室中心、土産持ち帰りが常時・・・ケータリング、出張調理等々もでしょうか。

唐揚げブーム、これから「おにぎり戦争」等々。今の路線を変更するのは大変なことです。目先の対応(応急対応)はできても「根本対応は充分慎重に!」です。常に変化・進化はしなくてはなりませんが「軽々しく対応」(惰性対応)には、充分ご配慮を!