第119回

第119回

時代の変化を直視しなくてはならない時代になってきましたね!今まで飲食業は、日常生活の延長上、人と人との関わり、料理や接遇で顧客満足度からコストパフォーマンスに値する店が生き残れた。今後も変わらないのでは・・・と思い続けていましたが「過去の延長線上に生き残る道があるのではない」と考えなくてはなりません。

ある記事・・・ブラジルで勤続84年を迎えた100歳の男性がギネス世界記録に認定。オースマンさんは15歳で繊維会社に入社、配送アシスタントから始まり、今は営業マネージャーとして現場を支えているそうです。飲食業も比較的長期間就労可能な業態ではありますが、ここまではなかなか・・・そのために私は、前職時代新入社員に「3つの進路」(経営幹部・技術エキスパート・独立)を説きました。10年程度で方向性を決めよ。そのために「今の仕事をマスターしてステップアップを」ということでした。100歳まで現場は無理としても、自分の店や仕事なら継続の方法はあるのでは?と・・・

今、こんな評価(見方)が言われています

(1)何かに挑戦して成功した者

(2)何かに挑戦して失敗した者

(3)自分から挑戦しなかったが、挑戦者を手助けした者

(4)何もしなかった者

(5)何もせず批判だけしている者

この5等級。特徴は「失敗した者」が成功者の次だということ。そして「批判者」(批評家?)が最低だと言うことです、SNS等で自分の意見や考えを自由に言える時代になったせいで「何もしないで批判者」が多く増えたのです。失敗しても行動派のほうが高評価されるのです。あなたの部下や幹部はいかがでしょうか?いや「あなたの姿勢はいかがでしょうか?」

9月に新宿小田急百貨店が閉店されるようです。建て替えではありますが、百貨店では無くなるようです。100均のダイソーと洋服の青山が同じ会社だったことご存知でしたか?「洋服の青山」から「ダイソー」や、しゃぶしゃぶゆず庵、焼肉キング、ミスターミニット(これらも同社経営)への転業も進んでいます。広い売り場を活かした「拘らない」活用法です。

あなたの店舗の将来や継続のあり方にも「変化が必要」なのかもしれません。今までの延長線上から「大きく角度変えた見方」が必要なのかもしれませんね!「見所よりの離見」(能の言葉)自分自身の踊り姿振る舞いを、きちんと離れて、見るべきところから「自分が見なくては」正しく見られない・・・耳が痛いですね。