第141回

第141回

二昔前は、ニューヨークの建物を日本企業が買い取り、進出していました・・・今は中国企業が日本国内アチラコチラを買い取り「投資」しています・・・世界的に物価の安い日本になった・・・ということですね。確かに、ラーメンの海外価格と日本価格では相当な差があります。円安・給与低水準の実態からでしょうね。銀座に住友商事が1泊10万円から20万円のホテルを開業するそうです。無論「海外顧客用」ということですね。いかなる結果になりますか・・・

外食産業では海外観光客の来日で「景気好調」店舗も多くあります。「顧客対象」が日本人顧客だけではなく、外国人顧客を対象にすることで差が出ることはありますが「自店の経営姿勢」は、企業間により差があると思います。よくよく考慮判断の上決定してください。

私は「日常型飲食店」「非日常型飲食店」「超日常型飲食店」に分類されると言っています。経営者のあなたの狙いと顧客対象がぶれない経営姿勢で、顧客確保に努めてください。世間の風?に流されて「あれこれするのは危険」だと言うことを自覚してほしいのです「確固たる方向性と手法を研究してください」数年前からの「物価高騰のあおりを直撃」されて、更に大変な店舗も多く出ています。

外国人顧客は「情報収集がSNSが最も多いそうです」(テレビ情報はSNSに負けているそうです)飲食店の売上のある程度の割合を締める外国人顧客の時代ですから、工夫や研究を怠らないで対応してほしく思います。貴重なお客様なのですから・・・一過性のお客様ではなく「SNS的情報で拡散されるのですから」真剣に配慮して顧客対応・情報元発信してゆかなくてはならないですね。

「日常型店舗」日常生活の範囲の中での商品提供店舗。競争範囲も広く大きく、あちこちにありますから競争が激しく厳しい世界。個性特徴を出しにくい。顧客の評価も厳しくなりやすい。

「非日常型店舗」通常はあまり行かない、何かのときに利用する店舗。当然高単価。メニューだけの評価に限らず、内装や接客等にも期待、判断基準範囲が広く「期待値高い」分難しい・・・

「超日常型店舗」日常型よりも安価で提供する店舗。自宅で調理するより安価で美味・・・と、この店舗範囲が最も難しい経営になります。仕入れ、調理にとどまらず店舗内での接遇、提供状況も評価に影響します。そしてそれがきちんとしたプロの仕様でなくてはならないのです。最も難関の店舗ですね。