第117回
先月号・・・「今の時代なら、良かったですね」的、励まし?時代と合わなかった?的なご感想も頂きましたが・・・
社員教育に時代は無い・・・というのが持論でして、あのときも今も「外食産業には社員教育・定着性向上」は必須課題であると考えます。ただ、私が前職社に今居れば、どうなっていたか?どう判断していたか?には色々考えさせられます。無論「コロナる時代への対応も」大きな課題ですが・・・
更にロシア・ウクライナ戦争で「他人事ではない!」実感を強烈に感じ始めています。70年人生で初めてのことです。マクドナルド、ロシア国内店舗休業を宣言しました(全従業員の給与保証)御存知の通り、マクドナルドは世界価格の基準になるほどの影響力を持っています(マクドナルドの販売価格を基準に世界の生活水準を評価する)強い抗議の一端です。
前職社メイン食材「かに」は、ロシアの海域での漁獲が圧倒的でした。日本海・アラスカ海域に増してのオホーツク海産が多くを占めていました。又、漁業者は国や北海道等国交関係とは異なり、比較的友好な関係時代もあり多くの魚介類の取引がなされていました(陸揚げが不可の場合、内密に沖合船上での取引)今も「友好的に行く」のか「抗議行動」に出るのか・・・かにの扱い(取引先)を日本海産、アラスカ産で乗り切れるのか!死活問題に直結しています。
以前、ロシアの原子力潜水艦配備海域(樺太西海岸)での「かにの奇形」が取り沙汰されていました。そんなこともあり当時から「三本足経営」を訴えていました「かにが取れなくなったら!」という理由からでした。他の食材にも活路を!と
「かに」以外に「肉」「居酒屋(魚介・フグ)」と一本足では不安定・危険度大。二本足では一方向にしか安定感無い「三本足がどんなところにも安定する数」(三脚)多すぎても不可。多いと最終的には「円」になり、平坦地しか安定しなくなる。という持論からでした。
各専門店として数店出店、挑戦し続けましたが、僕の独立後は「かにはかにや!」と兄の僕への批判として以後全店閉店、今日の「先行き不透明」に至る。
コロナも然り、第三次世界大戦的な苦境を見ることになるとは想定外でしたが、今、直結担当者は現実問題「乗り切り作戦」をなさねばなりません。お客様も当然ながら、従業のみなさんと共に関わらなくてはならないのですから。一丸での必勝祈念!